問題解決能力の育成
主体的・対話的で深い学びを実現
理科を通して学べる力
生活の中のほとんどのことは理科で説明できる。身の回りの当たり前の現象を、「不思議だな」「もっと調べてみたいな」と思うかどうかは、理科について敏感に感じているかどうかだと思います。
理科は実際に触れられるものが生活の中にあり、授業も「問題解決学習」が楽しく、継続して行うことができます。もちろん、子どもも、教師の仕掛け次第で夢中になり、自然と主体的に取り組むようになります。一人で解決できないことは、二人で、グループで、みんなでと対話を通した深い学びもごく自然にできる特性をもっています。
僕自身、教員生活のほとんどを理科主任としてすごしました。校内の理科を充実させるべく区内での部長経験(7年間)、学習状況調査作問(3年間)、教師用指導書作成(2年間)、野外研修講師(4年間)、初任者研修講師(6年間)と学校外で実績を積みました。CSTの資格も所得し、地域の科学イベントでも講演をおこなっています。理科を通して身の回りの不思議さを探究し、実験観察の体験活動をすることで、問題解決を論理的思考で行える未来を担う子供たちを育てたいと常に考えています。
写真は、教員を対象に「野外研修」の講師をしている一枚です。
「より多くの先生に、理科に夢中になってほしい。先生が夢中になれば子どもも夢中になる」
子どもも敏感で、形式的に授業をしている先生はおもしくないと見抜きます。先生が心から楽しそうに語るだけで、子どもは夢中になって学習します。
「ほら、身の回りの自然事象をじっと見つめてみてください。不思議なこといっぱいあります。その不思議を理科で学べるととっても楽しいですよ。」